一戸建ての内装、外観デザインの種類

住まい選びの知識


一戸建て住宅の内装と外観デザインはいろいろな種類のものがあります。住宅の第一印象はデザインで決まりますので、一戸建て住宅を建築する際には、どのようなデザインがあるのかを知っておくと、理想のデザインの住宅にすることができるでしょう。特に注文住宅を建築する際には、内装デザインや外観デザインの知識があると、自分の思いを正確に建築士やインテリアコーディネーターに伝えることができます。


そこで今回は、一戸建て住宅の内装、外観の種類や、デザインで失敗しないためのポイントをご紹介します。


一戸建てでよく見る内装デザインの種類とは


一戸建ての内装デザインで多いものは、ナチュラルやモダン、和モダンなどです。


ナチュラルデザイン

ナチュラルデザインは男女を問わず人気が高く、銘木や漆喰などの自然素材をふんだんに使っていることが高い人気の理由になっています。自然素材を使っている住宅はシックハウス症候群を防げることで、子育て世帯からも支持されています。


モダンデザイン

モダンな内装デザインは、白を基調に色数を最小限に抑えることが特徴で、白い壁とダークブラウンの床の組み合わせが定番です。モダンデザインの内装はインテリアコーディネートによって雰囲気が大きく変わりますので、派手な装飾を施した調度品などを置かず、照明もシンプルなものを選ぶと、とてもスタイリッシュな空間になります。


和モダンの内装デザインの特徴は、日本の伝統的な和室の雰囲気を残しながら、都会的なスタイリッシュさを加味することで、洗練されたオシャレな空間に変貌します。インテリアコーディネートは和風小物をさり気なく飾ることがポイントです。


モダンデザインの一種である北欧モダンも一戸建てでよく見るデザインです。北欧モダンはモダンデザインに温かみを加味したようなデザインで、北欧の伝統的なモダニズムの影響を受けながら、温もりのある自然素材を使うことで、暖かい雰囲気の空間になります。北欧モダンの部屋にはシンプルモダンインテリアがマッチし、IKEAの家具や調度品を置くと北欧の雰囲気がさらに強調されるでしょう。


一戸建てでよく見る外観デザインの種類とは


モダンデザイン

デザイナーズ住宅ではシンプルモダンのデザインが多く、外壁をコンクリート打ちっぱなしにしたり、白亜の外壁にするケースが多く見られます。とてもシンプルなデザインですが強烈な存在感があり、見る人の脳裏に焼き付きます。外壁をコンクリート打ちっぱなしにするとクールな印象になり、白亜の壁は高貴な印象を与えます。以前は外壁を白色にすると汚れが目立っていましたが、塗装技術の進歩によって汚れが付きにくくなっています。


日本では洋風住宅が増えていますが、和風住宅も根強い人気があり、最近は和モダンなデザインの外観の家も増えています。和モダンの外観デザインは白とダークブラウンを基調としたものが多く、和の雰囲気を残しながら都会的なシャープさをミックスしています。外観デザインのトレンドは「シンプル」ですので、和モダンのデザイン住宅もシンプルさを強調したものが多いです。


北欧デザイン

北欧デザインの外観の家も人気が高く、大らかで温かみのある外観が特徴です。北欧デザインは屋根の形に特徴があり、勾配のある三角屋根が北欧デザインの定番になっています。急勾配の三角屋根は雪が多い北欧諸国の伝統的な工法であり、積雪対策になることから雪の多い地方では北欧デザインの人気が高いです。屋根の近くにある大きな窓も北欧デザインの特徴で、室内にさんさんと太陽の光が降り注ぎます。


南欧風デザイン

南欧風のデザインの外観に憧れる人はとても多く、南欧風のデザインの家は高い人気を誇っています。南欧風の家は暖色系の色をふんだんに使っていることが特徴で、見ているだけで暖かくなってきます。カラフルな瓦の切妻屋根も南欧風の家の特徴で、オレンジや赤、茶色の瓦をランダムに組み合わせるのが南欧スタイルです。南欧風の家はエクステリアにアイアンの格子を付けることが多く、玄関の扉は外観と調和させるために木製のドアにすることが多いです。


内装のデザインで失敗しないためポイント


内装のデザインで失敗しないようにするためには「調和」がキーワードになります。調和を意識してデザインをすることで、チグハグ感がないスッキリとした空間にすることができます。家具を選ぶ時も空間に調和するかをよく考えてから選ぶようにしましょう。家具も内装の一部ですので、場違いな家具を置くと部屋全体のデザインのバランスが崩れてしまい、違和感を感じるようになります。壁が白色で床がダークブラウンのモダンデザインの内装の部屋に、床と同じダークブラウンの家具を置くと部屋全体が重たい雰囲気になりますので、少し明るめの色の家具を置くことがポイントになります。ダークブラウンと調和するのはグリーン系の色です。


カラーコーディネートをする時のポイントは、色の配分を「7:2.5:0.5」にすることです。ベースカラーが7でメインカラーを2.5、アクセントカラーを0.5にすると絶妙の色の配分になって美しく調和します。ベースカラーは基本になる色で、ベースカラーが明るい色だと明るい雰囲気の空間になり、ベースカラーがシックな色だと落ち着いた雰囲気の部屋になります。メインカラーはソファーやカーテンを選ぶ時の色で、アクセントカラーは空間を引き締める役割を果たします。


外観のデザインで失敗しないためポイント


新築住宅の外観のデザインは非常に難しいと言われます。外観の色を選ぶ際には色のサンプルを見て決めますが、色のサンプルはとても小さいので、家の大きさにまでイメージを広げるのは容易ではありません。外観のデザインも内装のデザインと同じで、調和が大事になってきます。外観のデザインは周辺の景観との調和を図ることがポイントであり、周囲の景観を考慮せず、近視眼的に家の外観のデザインだけを考えていると失敗してしまいます。


外観のデザインを決める時に参考になるのが、家の近所の建物のデザインです。周囲の景観と調和が取れている建物はチグハグ感がなく、見ているだけで心が落ち着いてきます。家の近所に周囲の景観と調和している建物があれば、その建物のデザインを参考に外観のデザインを決めると、周囲の景観と調和した美しい外観の家にすることができます。


大体の外観のイメージが浮かんできたら、内装のデザインの時と同じように、色の配分が「7:2.5:0.5」になるようにデザインを決めましょう。注意点として、ベースカラーを黒色にすると重たい雰囲気の家になってしまいます。ベースカラーは明るい色にするのが無難と言えるでしょう。ちなみに黒はベースカラーには向きませんが、メインカラーには適しています。シンプルモダンの外観の家はベースカラーを白にしてメインカラーを黒にしているケースが多く見られます。


まとめ


いかがでしょうか?

一戸建ての内装デザインと外観デザインは住宅の第一印象を決定づけますので、よく考えてから決めることが大切です。他の人の家のデザインはとても勉強になるため、散歩をしながら素敵なデザインの家を見つけた時には、足を止めて写真を撮っておくなどしてみましょう。また、自分自身でデザインを考案しても良いデザインが浮かばない時は、プロの意見が最も参考になります。注文住宅の設計を数多く行っている建築士は建築デザインのプロですので、絶妙なデザインを考えてくれます。内装のデザインはインテリアコーディネーターや空間デザイナーの意見を参考にすると、調和の取れた心地よい空間にすることができます。



株式会社松堀不動産では、埼玉県東松山市、比企郡エリアの不動産を多数取り揃えております。

一戸建て、土地など不動産の購入や売却を検討中の方は、お気軽に当社までご相談《TEL:0120-237-866》ください!

住まいをお探しの方はこちらをクリック↓

お問い合わせはこちら

”住まい選びの知識”おすすめ記事

  • 中古一戸建てのメリットや選び方について!失敗しないポイントをご紹介の画像

    中古一戸建てのメリットや選び方について!失敗しないポイントをご紹介

    住まい選びの知識

  • 土地を売却したいときにおすすめの相談先は?状況別に解説の画像

    土地を売却したいときにおすすめの相談先は?状況別に解説

    住まい選びの知識

  • 4LDKのマンションは売れない?理由・ターゲット決め方についても解説の画像

    4LDKのマンションは売れない?理由・ターゲット決め方についても解説

    住まい選びの知識

  • 省エネ住宅とは?必要な性能と認定基準・種類も解説の画像

    省エネ住宅とは?必要な性能と認定基準・種類も解説

    住まい選びの知識

  • 一戸建てを安く買う方法は?種類や注意点も解説の画像

    一戸建てを安く買う方法は?種類や注意点も解説

    住まい選びの知識

  • 中古マンションの引き渡し後にやることは?想定されるトラブルなども解説の画像

    中古マンションの引き渡し後にやることは?想定されるトラブルなども解説

    住まい選びの知識

もっと見る