マイホームや所有している不動産の売却を検討した時に売却査定を不動産会社に依頼することは一般的な流れでしょう。
その売却査定には「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があること、ご存知でしょうか。
その2つの査定方法の違いについてお話いたします。
簡易査定は机上で計算する不動産の売却査定方法
簡易査定は物件の土地面積、建物面積、築年数、間取りなどを周辺の成約事例、現在の販売状況などの比較をして査定する方法です。
マンションならば同一物件の成約事例などを元に計算できますし、一戸建てならば付近の土地や建物の成約事例を根拠に計算をします。
一戸建ての建物の評価に関しては、独自の計算方法を持っている会社もありますが、一般的には国税庁が発表している「建物の標準的な建築価額」を参考にして計算をします。
「建物の標準的な建築価額」とは構造、年式によって異なる建築基準額で、計算式に当てはめて建物の概算金額としています。
その計算式は「建築価額×床面積×(法定耐用年数-築年数)」で、もしマイナスになる場合は「建築価額×床面積×10%」と計算するパターンが多いです。
法定耐用年数も国税庁が定めていて、木造、鉄骨造、コンクリート造など建物の種類によって異なります。
これで出た建物価格に土地の価格を足し、周辺相場と見比べて査定額を決定することが簡易査定になります。
訪問査定は実際に物件を見て数字をつける不動産の売却査定方法
訪問査定は言葉の通り、物件を見た上で金額を出す査定方法です。
ですが、ほとんどの場合、簡易査定を先に済ませているので、簡易査定と比べ大きな金額の違いがでることはありません。
しかし、現地を見ることで設備の状況や実際の日当たり、周辺環境、マンションならば眺望なども確認することができるのでより査定制度が高くなります。
例えばリフォームをしている箇所があれば評価は上がりますし、逆に外壁のリフォームそろそろしないと、という状況ならば評価は下がります。
実際に購入を検討している方は必ず見学にきてそれらを確認するので、売却を本格的に進めていこうと考えている時は訪問査定を依頼したいですね。
そして簡易査定も訪問査定もそうですが、いくつかの不動産会社に依頼することが重要です。
ある程度自身で目安をつけ、極端に安い、高い査定を出す会社については検討を除外し、担当者の対応や販売の方針などを見定めて、会社を決定しましょう。
まとめ
不動産の売却査定には簡易査定と訪問査定があります。
簡易査定は机上で販売事例や周辺状況などを確認し、物件の築年数、間取り、広さなどを検討して算出します。
訪問査定は簡易査定の結果を踏まえた上で、実際に建物を見て設備や修繕の状況などを確認し、細かく金額を算出します。
売却の検討を始めたところでは簡易査定、具体的に売却を進めるときには訪問査定を不動産会社に依頼しましょう。
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