一戸建て住宅を床暖房にしたい!気になる光熱費は?
部屋は暖かくなっているはずなのに「足元が冷たくて体が温まらない」といったことはありませんか?
床暖房なら足元からポカポカとして、部屋全体も暖かくなりますよ。
しかし光熱費が気になって、導入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一戸建て住宅の購入を検討されている方へ向けて、床暖房の光熱費についてご説明します。
一戸建て住宅の床暖房と暖房器具との光熱費の違いは?
床暖房には、大きく分けて電気式・温水式・ガス温水式の3種類があります。
電気式は、蓄熱材やヒーター、電熱線を使う暖房です。
温水式は、ヒートポンプを使って熱を持たせた空気によって暖められた温水で床を暖めます。
またガス温水式は、ガスを利用した給湯器のお湯を使う暖房です。
暖める仕組みにそれぞれ違いがあり、一戸建てで使用するエネルギーによって選べます。
たとえばオール電化住宅ですと、夜間電力を使って熱を蓄える電気式が向いているでしょうし、ガスを使う住宅なら、ガス温水床暖房を検討してください。
また設置するための初期費用についてもそれぞれ違いがあるので、予算と照らし合わせて検討する必要があります。
ではほかの暖房器具との光熱費の違いは、どれくらいなのでしょうか。
ここでは、比較的導入費用が安いガス温水床暖房とエアコンの光熱費を比較してみますね。
ガス温水床暖房を1時間使った場合の光熱費は、起動時で約43円、運転時で約11円です。
1日にオンオフを1回おこない、8時間使用したとして、1日あたりの金額は131円ほどです。
一方エアコンの場合は、メーカーによって違いますが、同じく8時間使用して、1日あたりの金額は約115円から135円です。
床暖房は光熱費が高いイメージを持っている方も多いかもしれませんが、月々のランニングコストを比較すると、さほど変わらないようですね。
一戸建て住宅の床暖房の光熱費は高い?計算方法を解説!
では床暖房の光熱費は、どのような計算で求められるのでしょうか。
ここでは、ガス温水床暖房の計算方法をご説明しますね。
ランニングコストの計算方法
まず暖めたい部屋の面積を計算し、熱損失係数をかけます。
熱損失係数とは、外壁や天井・床などから逃げる熱の量を合計し、延床面積で割って計算したものです。
さらに室内外の温度差をかけて出た数字を、ガスシステム効率で割ります。
この計算方法で出た数字をもとに、1カ月当たりの使用量を算出し、ガスの単価をかければ、床暖房で使用した光熱費を算出できますよ。
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