家を建てる際、使用される建材にこだわるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どんな建材を使うかによって、住み始めてからの快適さに違いが出てきます。
今回はこれからマイホームの購入や家を建てたいとお考え中の方に向けて、おすすめの建材である無垢材について紹介します。
マイホームにおすすめの建材・無垢材とは
無垢材とは、接着剤を使わず挽き割った原木をそのまま使用する建材を指します。
日本で昔から使われている建材で耐久性に富み、歴史的な建造物のほとんどにこの無垢材が使われています。
もっとも古くからある建造物は「法隆寺五重塔」で、およそ1400年から当時の建材のままその姿を保っていることで有名です。
無垢材とは反対に、接着剤を使用して材木を張り合わせた建材のことを集成材と呼びます。
歴史も浅く、100年ほど前にドイツで生まれたのち、日本に上陸したのは数十年前です。
無垢材に比べて加工がしやすく、材木の無駄も出にくいことから一気に普及し、いまやメインの建材となっています。
しかし集成材は接着剤を使用していることが要因で耐久性に不安があり、健康被害の恐れがある(シックハウス症候群)など、デメリットも存在します。
長く住むことになるマイホーム、快適な暮らしのためにはやっぱり無垢材がおすすめです。
次の項目では、無垢材のメリットについて紹介します。
マイホームに無垢材を建材として使うメリット
無垢材のメリットは大きく分けて3つあります。
断熱性があり、湿度も調整する
無垢材は断熱性に非常に優れています。
また無垢材になっても呼吸をして湿度を調整するため、「夏は涼しく、冬は暖かい」の実現が可能です。
耐久性に優れており、地震などにも強い
無垢材は接着剤を使用していないため、耐久性が高く、長く住み続けることができます。
前述の法隆寺が1,400年以上経った今も現存していることがその証明になっていますよね。
また同時に耐震性もあるため、地震などの災害時も安心です。
森林浴の効果が期待できる
森林浴をするとリラックスできるのは、樹木に含まれる芳香成分によるもの。
樹木をそのまま挽き割った無垢材は、この成分が失われていないため、家にいながら森林浴の効果が期待できます。