戸建の購入で注意するべき点は、本体の価格以外にもさまざまな費用がかかることです。
諸費用の相場は物件価格の5~10%と言われており、2000万円の家を買う場合、本体価格に加えて100万~200万程度かかります。
今回は戸建ての購入にかかる諸費用の種類と相場について紹介します。
戸建ての購入費用で本体価格以外にかかる費用は主に7種類
戸建ての購入にかかる諸費用は主に7種類に分けられます。
●仲介手数料
●住宅ローン保証料
●住宅ローン事務手数料
●登記費用
●火災保険
●表示登記費用
●印紙代金
住宅の購入が決まると、不動産仲介業者が受け取る成功報酬として仲介手数料が発生します。
住宅ローン保証料とは、住宅ローンを返済できなくなった際、保証会社に代わりに返済してもらうため、保証会社と保証契約を結ぶ費用のことです。
住宅ローン事務手数料とは、住宅ローン利用時にかかる事務手数料のことを指し、金融機関によって費用が異なります。
登記費用とは、住宅ローンで不動産を購入したときに、抵当権を購入物件に登記する際に支払う手数料や税金のことです。
火災保険の加入は任意ですが、銀行によっては火災保険への加入を義務づけて住宅ローンを融資している金融機関もあります。
表示登記費用とは、購入した物件を自分名義に登録するときに支払う手数料や税金のことです。
印紙代金は、住宅ローンを借り入れる契約書に貼付するときにかかるもので、借入額によって金額が変わります。
戸建ての購入費用で本体価格以外にかかる費用の相場とは
2,000万円~3,000万円の新築住宅を建てる場合を例に費用の相場を紹介します。
●仲介手数料:約726,000円~1,056,000円
●住宅ローン保証料:約400,000円~600,000円 ※一括前払い型で算出
●住宅ローン事務手数料:約30,000円~300,000円
●登記費用:約300,000~500,000円
●火災保険:約20,000円~200,000円
●表示登記費用:約100,000円
●印紙代金:約20,000円~40,000円 ※契約書の種類と記載された金額による
仲介手数料は物件価格×3%+6万円+消費税で算出されます。
住宅ローン保証料は支払方法によって金額が変動し、一括前払い型は借入金額の約2%、金利上乗せ型は借り入れ金利に+0.2%の上乗せで算出されるのが一般的です。
火災保険は2年保証で2万円程度の加入も可能ですが、長期契約の一括払いをするほど割安になります。
そのほかの諸費用は借入額や依頼先によって金額が変動する場合が多いので、見積もりの際に相場と照らし合わせてみるといいでしょう。