一戸建ての外壁素材に関して「サイディング」という言葉を耳にしたことがある方はいるのではないでしょうか。
せっかくの一戸建てであれば快適な生活環境のために素材までこだわりたいものです。
この記事では一戸建てのサイディングについてご紹介します。
その種類やメリットにも触れるので、ぜひ参考にしてください。
一戸建てに使用されるサイディングの特徴と種類について
サイディングとは建物における外壁素材の名称です。
セメントと木質系成分を混合してつくられる素材で、レンガや石造りの壁を模したデザインが一般的です。
サイディングボートと呼ばれる板状の素材を壁に貼り付け、防水材料であるシーリング材でつないで使用します。
従来では外壁といえば砂とセメントと水でつくられたモルタルが主流でしたが、現在ではサイディングが外壁素材の多くを占めています。
モルタルには塗装作業に手間がかかり、費用がかさんでしまうデメリットがありましたが、板を張るだけで作業が完了するサイディングは手間と工費を抑えられる特徴があるためです。
1平方メートルあたり3500円から5000円ほどで施工できます。
サイディングには原材料によっていくつかの種類があり、一戸建ての外壁はほとんどが窯業系です。
他に金属系、樹脂系、木製などの種類があります。
一戸建てに使用されるサイディングの特徴と種類について~メリット~
サイディングのメリットとしては、まずデザイン性が高い点が挙げられます。
加工しやすい特徴があるため、色や柄の種類が豊富です。
白色だけでなくグレー・黒系、茶・ベージュ系など、好きな色の外壁にできます。
柄も石積調やレンガ調、タイル調、木目調、塗り壁調などさまざまなので、和風から洋風まで幅広く対応できます。
強度が高い点も大きなメリットです。
材料のベースがセメントなので衝撃や地震による揺れにも強いです。
さらに、防火性能も高いため住宅が密集している地域でよく使用されます。
耐用年数は7年から8年とされており、触ると手に白い粉が付くようになったり、板が変形したり、ひび割れや剥がれが見られたりすると張り替えが必要です。
この張り替えが楽という面もメリットと言えるでしょう。
改修の工期が短くて済むので、メンテナンスにかかる費用も抑えられます。
サイディングは人気素材で広く流通しているため、対応してくれる業者は多いです。
依頼先を探すのに苦労することはないので安心できます。
遮音性も高いので、小さな子どもがいるご家庭にもおすすめです。