ひと昔前までは、マイホームといえば大きくて広い庭付きの戸建てに憧れを抱く人が多かったのですが、近年ではライフスタイルの変化に伴い、「タイニーハウス」というあえてミニマムな家を選ぶ人が増加しています。
ミニマリストという生活スタイルが浸透しつつある現代、また価値観が多様化する中で注目を集めているタイニーハウスという新しい家のカタチ。
今回は、新しいマイホームの選択肢になりつつある「タイニーハウス」とはどのような家なのか、また知っておきたい注意点について解説します。
低価格で購入できてDIYもしやすい不動産!タイニーハウスとは
「タイニーハウス」には、明確な定義はありませんが延床面積が10㎡~20㎡ほどの小さな家を指します。
一般的な住宅よりも低コストで購入することができ、短期間で建てられるメリットがあります。
価格が安いため、最小限のローンで購入できるほか、ランニングコストも抑えられることから人気が高まっています。
また、簡単な構造で小さな家だからこそ、DIYで自分好みに手を加えやすいのも魅力です。
タイニーハウスには、移動式のものもあれば基礎がある固定されたものもあり、ライフスタイルに合わせて選ぶことができるのも人気の理由。
働き方も多様化している現在において、最小限のものだけで縛られない自由な生活を送りたい人に支持されており、新しいマイホームの選択肢のひとつとして注目されています。
タイニーハウスの不動産を購入する際に知っておきたい注意点
自由な生活を実現してくれるタイニーハウスですが、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できないことはあらかじめ覚悟しておく必要があります。
ただでさえスペースが小さいタイニーハウスでは、結婚したり子どもが産まれたりとライフイベントを経て家族が増えた場合、居住空間がとても狭くなり、急に部屋を増やすことができません。
そのため、家族それぞれのプライバシーを確保しにくい点もあらかじめ理解しておかなければなりません。
また、購入時には電気や水道などのインフラ事情を事前に確認しておく必要があるほか、移動式のタイニーハウスの場合は、住民票をどこに置くかという問題も考えておく必要があります。