物件選びにあたっては、設備を重視する方は多いのではないでしょうか。
とくに窓に関する部分については、部屋のなかでも重要度の高いポイントです。
この記事では、マンション購入にあたって知っておきたい、ハイサッシについて解説します。
ハイサッシとは何かにくわえて、メリットデメリットにも触れて説明するので、ぜひ参考にしてください。
マンションを購入するなら知っておきたいハイサッシとは
ハイサッシとは、窓の高さが2mほどあるサッシのことで、窓が大きく開放感があるのが特徴です。
基本的には、床から天井の高さまである窓を用います。
実は、従来ではこのハイサッシはマンションに用いられませんでした。
一般的なラーメン構造のマンションにおいては、建物を支えている梁部分がサッシ上部に位置するため、窓の高さを制限せざるを得なかったのです。
ところが、近年になって逆梁アウトフレーム工法が生まれ、サッシ上部にあった梁を、ベランダの外へ追い出すことを可能にしました。
それによって、サッシの高さを制限する必要がなくなり、マンションでもハイサッシを設置できるようになりました。
マンション購入時に知っておきたいハイサッシのメリットデメリット
ハイサッシのメリットは、まず部屋を広く見せたり、高級感を演出したりできる点です。
逆梁アウトフレーム工法を用いることで、サッシ上部の梁を取り除くため、その分部屋が広く見えます。
また、大きな窓はおしゃれなカフェのようで、高級感のある空間演出が可能です。
そして、採光や眺望がよい点も大きなメリットと言えるでしょう。
対して、デメリットとしては、まず掃除に手間がかかる点が挙げられます。
窓が大きくなるので掃除する範囲が広く、高い位置にある窓枠も掃除しなければなりません。
そして、ハイサッシを採用した部屋は天井が全体的に高くなる傾向があり、掃除が大変なのはもちろん、照明器具のメンテナンスや交換も大変です。
さらに、選べるカーテンの種類の幅がせまいのも、デメリットと言えるでしょう。
ハイサッシ用のカーテンは一般的なお店では販売されていないため、わざわざオーダーする必要があります。
オーダーメイドのカーテンは、メンテナンスの面やコストの面でも負担がかかります。
そして、極端に日当たりがよくなるわけではない点にも注意が必要です。
通常のマンションでは、ベランダの上に上階のベランダがあるため、どれだけ窓が大きくても光はさえぎられてしまいます。
まとめ
ハイサッシとは、大きな窓に対応したサッシのタイプで、部屋を広く見せられる、採光や眺望がよいといった点から人気です。
しかし、掃除やメンテナンスの手間、カーテン選びが難しいなどのデメリットもあるので、考慮して検討しましょう。
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