不動産購入をするなら知っておきたい!上り框の概要とメリット・デメリット
不動産購入を検討している方の中には、その家の第一印象を決める大きな要素でもある玄関まわりにこだわりたい方もいるでしょう。
今回は玄関で実は大事な役割を果たしている「上り框」についてご紹介します。
上り框とは何なのか、そのメリットとデメリットはどんなものがあるのか、この機会に知っておきましょう。
不動産購入をするなら知っておきたい!上り框とはそもそも何?
上り框(かまち)とは、玄関の土間にある段差に取りつけられた横木のことです。
「玄関の土間から家に上がる時に、ちょっとした段差がある」という状態のものが大半ですが、この段差部分についている横木が上り框なのです。
ちなみに「横木」と書いたので、上り框は段差にある木材限定で指す言葉なのか、と思われそうですが、御影石などの石材や人造大理石などを横木のように使用したものも上り框と呼ばれます。
基本的には、日本の住宅に見慣れている人は日々の生活の中で自然と上り框を目にしている、ということになりますね。
上り框がある不動産を購入することのメリット・デメリット
上り框がある不動産を購入することにはメリットとデメリットの両面がありますので、それぞれについて見てみましょう。
上り框がある不動産を購入するメリット
●靴の裏についた砂など、汚れを室内に持ち込むリスクが低い
●上り框に座る形で靴を脱ぎ履きすることもできるので「立ったままでは脱ぎ履きがつらい」という人にとって楽
●内と外の明確な区切りとなるため、来客時も「靴を脱ぐ場所」で迷わない
●上り框を斜めに配置すると、視覚効果で空間を広く見せられる
●さまざまなデザインや設計の工夫を楽しめる
上り框がある不動産を購入するデメリット
●上り框がある=玄関や土間から家に上がる際に段差がある、ということなので、上り框がある以上、完全なバリアフリー住宅にはできない
●お掃除ロボットは上り框の段差には対応できないため、お掃除ロボットに掃除をおまかせしたいと思っても、土間は自分で掃除する必要がある
こうしてメリットとデメリットを見比べてみると「とことんバリアフリー化」「お掃除ロボットに家のすみずみまで完全おまかせ」などにこだわらなければ、基本的には上り框の存在はメリットのほうが大きいといえるでしょう。
「今は上り框がほしいけれど将来はバリアフリーを目指すかも」という場合は、上り框の段差を将来的にスロープに変えられる程度の低さにするのがおすすめです。
まとめ
今回は、不動産購入を検討している人に知っておいてもらいたい知識のひとつとして、上り框について解説しました。
上り框は基本的にはメリットが多い存在ではありますが、完全バリアフリーを目指す人などは上り框なしの家を考えるのもよいでしょう。
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