不動産購入時の住宅ローンの選択肢!親子リレーローンの概要とメリット・デメリット
今回は、不動産購入を検討している方のために、住宅ローンの選択肢のひとつである親子リレーローンについて解説します。
親子リレーローンとは何か、まずはその概要を解説したうえで、親子リレーローンのメリット・デメリットにも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産購入時の住宅ローンのひとつ「親子リレーローン」とは?
不動産購入時の住宅ローンとして、選択肢のひとつに親子リレーローンというものがあります。
この親子リレーローンとは、その名のとおり「ひとつの住宅ローンを、親子2世代にわたってリレー形式で返済していく」というものです。
まずは親が返済をしていき、親の返済期間終了後は子が返済をしていく、という形になります。
親子リレーローンを利用するための大まかな流れは、以下のとおりです。
●1.親子リレーローンはすべての金融機関で取り扱っているわけではないので、まずは親子リレーローンを取り扱っている金融機関を探す
●2.親および成人した子で申し込む
●3.仮審査・本審査
●4.無事本審査をとおったら親子リレーローンの契約締結
●5.融資実行
不動産購入で親子リレーローンを利用するメリット・デメリット
不動産購入の際の住宅ローンとして、一般的な住宅ローンではなく親子リレーローンを利用することのメリット・デメリットとしては、おもに以下のようなものがあげられます。
親子リレーローン利用のメリット
●親世代が高齢でも住宅ローンを組むことができる
●2世代で長期にわたって返済ができるので、月々の返済負担を軽減できる
●親世代または子世代が単独で住宅ローンを利用するよりも大きな額を借りられやすい
●たとえ親世代が返済している期間であっても、親子ともに住宅ローン控除を利用することができる(住宅ローン控除額は親子それぞれの返済金額の割合に応じたものとなる)
親子リレーローン利用のデメリット
●転勤や引っ越しなどが発生し「新しく住宅ローンを借りたい」と思ってもダブルローン状態になってしまうので借りられない
●親子リレーローンの団信は、子が加入することが条件となっているケースがほとんどで、親は団信に加入できない
●親子リレーローンの対象となっている不動産の持ち分は、ローンの返済割合に合わせる形になるが、この中途半端な持ち分が原因で、不動産相続が発生した際に相続財産の分け方などで揉め事が起きやすい
上記のように親子リレーローンならではのメリットもあれば、デメリットもあります。
親が返済途中に死亡してしまった場合は、団信で残債をなくすことはできず、その分の返済負担も子世代がしなければならなくなるなど、避けようのないことも起こり得ますので、そういった事態へも対応できるように準備しておくことも必要です。
まとめ
今回は、不動産購入時に選択できる親子リレーローンについて解説しました。
親子リレーローンはメリットだけでなくデメリットもありますので、長期的な視野でしっかり考えたうえで利用するかどうかを決めましょう。
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