今人気の琉球畳とは?戸建ての購入時におすすめの理由と注意点もご紹介
普通の畳と違ったちょっとおしゃれな雰囲気を持つ琉球畳が人気となっていますが、そもそもこの畳はどういった特徴があるのでしょう。
また使うに当たってのメリットやデメリットについてもご説明していきますので、戸建てを購入する際の参考になればと思います。
戸建ての購入時に人気の琉球畳とは?
最近は家を建てるとき、普通の畳ではなく琉球畳を使う家が増えていますが、普通の畳との違いはどこにあるのか、主だったものを3つご説明していきましょう。
まずは材料ですが通常の畳がイグサなのに対し、沖縄の畳には沖縄でよく栽培されていたカヤツリグサ科の「七島い」という植物が使われています。
次に、畳べりがないことが挙げられ、このためすっきりとしたデザインとなり、それが現代の感覚にマッチしていることが人気の理由です。
そして肌に触れたときの質感ですが、イグサの畳がツルツルとした感じに比べ、ザラザラとした質感となりますが、使っていくうちに柔らかくなるのも特徴と言えます。
戸建てで琉球畳を購入する際のメリットとは
まずは普通の畳にはないおしゃれな雰囲気がある点がメリットで、ならべると市松模様になりおしゃれな中に上品さと高級感を醸し出します。
また「七島い」の特徴として丈夫であるということも利点の一つで、長く使っても傷みにくく、逆に使い込むほど肌になじんできます。
正方形という形状と普通の畳の半分ほどの大きさ、さらに畳べりがないため敷いたときに普通の畳と比べ同じ部屋でも広く感じられます。
他にも洋室との相性がよいというメリットがあり、リビングの横に畳コーナーを設ける際もまったく違和感なく落ち着いた空間が作り出せます。
戸建てを購入して琉球畳にする場合のデメリットとは
素材として使われている「七島い」ですが、昔は沖縄で多く栽培されていましたが、現在は希少な植物となっていますので、手に入りにくくなっています。
そのため「七島い」で作られる琉球畳の流通量は少なく、その結果価格も高くなりがちで、手に入りにくくしかも高価であるという、逆に言えばプレミアムな畳です。
価格が高いこの琉球畳も、なかには安価なものも多く見られ不思議に思われるかもしれませんが、イグサなど違う素材で作られたものであることがほとんどです。
つまり、本来「七島い」が持つ丈夫さや耐久性が劣っているわけで、傷みやすく寿命も短いというデメリットがありますので、使う場合は素材の確認が必要となります。