戸建住宅を建築する際に、上棟式をおこなうことがあるのをご存じでしょうか。
上棟式とはどのようなもので、予算はどれくらい見積もっておけば良いのか解説します。
一戸建て住宅を建築した際におこなう上棟式とは?
上棟式とは、建築物の基本構造ができた後におこなわれるセレモニーで、伝統的な木造建築物では棟木を上げる際に実施されるため、建前(たてまえ)とか棟上げ(むねあげ)ということもあります。
竣工後も建物が無事で、家族にも幸せが訪れるように願い、工事関係者と一緒に無事に棟が上がったことを祝い、感謝する儀式です。
施主が工事関係者をもてなす場でもあり、工事関係者へご祝儀を渡します。
上棟式の主催者は施主ですが、現場監督か大工の棟梁が取り仕切るのが一般的です。
施主は上棟式に必要なお供え物や飾り物、ご祝儀などのほかに、上棟式のあとでおこなう直会(なおらい)と呼ばれる宴会の準備をします。
上棟式は必ずおこなわなければいけないものではありませんが、施主と工事関係者とのコミュニケーションをとることで、意思疎通を図る良い機会と言えるでしょう。
上棟式の日程は、上棟後の吉日が一般的ですが、六曜ではなく十二直を元にした建築吉日から決めます。
地域によって上棟式の流れは異なりますが、簡易な上棟式の流れとしては以下のようになります。
●棟梁が棟木に飾り物である幣串(へいぐし)をつける
●神餞(しんせん)を祭壇に供えて飾り物を飾る
●建物を清めるために四隅の柱に、水と塩と米を棟梁がまく
●棟梁が祈願する
●施主、工事関係者が祈願する
一戸建て住宅を建築した際におこなう上棟式の予算について
一戸建て住宅の建築時におこなう上棟式の予算の目安は、簡易なものであれば10万円くらいです。
参加人数や内容によって予算には幅がありますが、必要な費用は主に、お供え、ご祝儀、飲食費の3つに分けられます。
お供え
お供え物として、米、塩、酒、果物、野菜を施主が用意するのが一般的ですが、飾り物と併せてどういったものを準備すれば良いか、施工会社の担当者に尋ねておくと良いでしょう。
お供えと飾り物で1万円くらいが予算の目安です。
ご祝儀
ご祝儀は地域によって違うため、こちらも担当者に相談したほうが良いでしょう。
一般的には現場監督や棟梁に1万~3万円、それ以外の工事関係者が3,000~1万円くらいとされています。
また、ご祝儀とともに渡す引き出物の予算が、3,000~5,000円くらいが一般的なようです。
飲食費
直会をおこなう場合は、昼食として2,000円くらいの弁当を用意するケースや、お菓子と飲み物だけというケース、直会をおこなわないケースとさまざまあり、ケースによって予算はかなり違います。
まとめ
一戸建て住宅の建築時におこなう上棟式は、施主と工事関係者一同で棟上げが無事に終わったことを祝い、末長く建物に禍がないことを祈る儀式です。
上棟式の予算は簡易的なものであれば、およそ10万円と考えておけば良いでしょう。
松堀不動産のあるゾウ住宅館では、東松山・川越・坂戸エリアの不動産を取り扱っております。
マイホーム購入に関するご質問も承っておりますので、お気軽に弊社までお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓