マンションの修繕積立金とは?値上げの可能性や適正値についても解説!
マンションを購入した際、支払わなければならないお金は購入代金だけではありません。
住宅ローンのほかにも、管理費や修繕積立金を毎月支払わなければならないのです。
今回は、マンションの購入を検討している方に向けて、修繕積立金と管理費の違い、適正値や値上げについても解説します。
管理費とは別物?マンションの修繕積立金とは?
修繕積立金はマンションの建物の大規模修繕をおこなうために、所有者から定期的に徴収して積み立てていくお金です。
建物の資産価値を保ち快適な住環境を提供し続けるには、外壁や配管の補修が10年から10数年ごとに必要であり、そのための費用を準備しておかなければなりません。
所有者から集めた修繕積立金は建物の老朽化を食い止めるために、長期修繕計画に則って使用されます。
一方、管理費とは維持管理に必要な費用のうち、共用部分の水道光熱費や一般的な保守点検など日常的な出費のために支払うお金です。
マンションの修繕積立金はなぜ値上げされるの?
マンションの修繕積立金は販売時と同じ金額を支払い続ければ良いわけではなく、5年などの単位で値上げされる可能性があります。
理由は「段階増額積立方式」を採用しているところが多いからです。
段階増額積立方式とは建物が古くなるにつれて増えていく修繕費用は、その時点での所有者が負担すべきという考え方に基づいています。
値上げに対して不安を感じる方もいるかもしれませんが、積立金が足りないと必要な修繕がおこなえない恐れがあります。
また、もし大規模修繕の際に積立金が不足してしまうと一時金を集めなければならないため、値上げは必要な措置であるといえるでしょう。
マンションの修繕積立金の適正値は?
令和3年の9月に、国土交通省が「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の改訂版を発表し、この改訂により既存の物件にも適用できるガイドラインになりました。
これによると、修繕積立金の適正値の目安は専有床面積と専有床面積ごとの修繕積立金、さらに機械式駐車場がある場合の加算額で求められます。
たとえば、建築延床面積5,000㎡から10,000㎡のマンションで、専有床面積が100㎡であれば、1万4,000円から2万6,500円が適正値とされています。
もし、修繕積立金がガイドラインにある適正値とかけ離れているのであれば、積立額の見直しが必要かもしれません。
まとめ
マンションの修繕積立金は、長期修繕計画に基づく10年から10数年ごとの大規模修繕のために徴収されるお金です。
建物が古くなれば修繕に必要な費用も増えるので、値上げされる場合もあります。
適正値は国土交通省が発表したガイドラインに記載されていますが、あくまでも目安と捉えましょう。
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