住宅ローンを利用する際には、団体信用生命保険（団信）への加入を求められるケースがほとんどですが、その保障内容についてご存じでしょうか。
団信は健康保険などと比べると、保障の範囲が限定されているということが挙げられます。
この記事では、一般団信についてと、保障内容や加入する際の注意点、付けられる代表的な特約について解説します。
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一般団信とは？
一般団信とは団体信用生命保険の一種で、住宅ローンの利用者が死亡または高度障害状態になってしまった場合に、残った住宅ローンを生命保険会社が肩代わりして支払ってくれる保険のことを指します。
前述した保険に加入するためには、条件として健康状態が加味されるので覚えておきましょう。
そして、一般団信への加入は、突然の災害や重大なケガ・病気のリスクに対する備えになるのはもちろんのこと、貸し手である金融機関にとってもメリットがあるのです。
そのため住宅ローンを組む際は、融資の要件として一般団信への加入が求められるケースが多くなっています。
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一般団信に加入する際の注意点
加入する際には健康状態の審査がありますので、事前に告知義務の内容を確認しておきましょう。
また、健康状態によっては加入できない場合や、保険料が高額になる場合がありますので、注意が必要です。
健康面に不安がある場合は、引受基準が緩和されているワイド団信を利用するのも良いでしょう。
そして先述したように一般団信は、加入者が死亡もしくは所定の高度障害状態になった場合にのみ保障される保険です。
逆に言うと、それ以外の理由で働けなくなったとしても、住宅ローンを支払い続ける必要があります。
なお、加入後の中途解約や、契約内容の変更がおこなえない点にも注意してください。
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一般団信に付けられる特約の内容とは？
一般団信には一般的な医療保険などと同じように、特約が用意されています。
ここでは代表的な特約として、がん特約、3大疾病特約、8大疾病特約について解説します。
がん特約は、がんと診断された場合にローンの残債、あるいはその半分が支払われる特約です。
上皮内がんなど、一部のがんは支払い対象外となっているケースが多いので、事前に確認するようにしましょう。
3大疾病特約は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のいずれかに罹患した場合にも、ローンの残債が支払われます。
8大疾病特約は、3大疾病にくわえて5つの重度慢性疾患（高血圧、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎）を対象とする特約です。
このように特約は、保障を拡大する手段として有効です。
なお、特約の内容は金融機関によって異なりますので、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ
一般団信とは、住宅ローンの利用者が死亡、または高度障害状態になってしまった際に、ローン残債が支払われる保険です。
加入の際の注意点として健康状態の審査がある点や、保障内容が限定されている点などがあります。
なお保障される範囲については、特約で拡大が可能です。
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